移動平均の逆張り手法で有名なロブ・ブッカー氏のDVDをレビュー

移動平均の逆張り手法で有名なロブ・ブッカー氏のDVDをレビュー

ロブ・ブッカー氏は移動平均線を使っての逆張り手法を提唱する
FX界のカリスマコーチであり現役のトレーダーでもあります。

移動平均を使った逆張り手法は、FXに限らず株式や先物などでも使用しているトレーダーも少なくありません。

有名トレーダーも愛用

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、2005年ジェイコム株のご発注により一瞬にして20億円以上も稼いだB・N・F氏や彼から教わったと言われるcis氏も今回紹介する内容に近い手法で大きな利益を得ていると言われています。

このように現在でも通用する手法ですが、日本では推奨しているトレーダーも少なく、唯一、パンローリングから発売されている「トレンドフォロー戦略とブッカーバンドの逆張り手法」というDVDに具体的な方法が収録されています。

このDVDはブッカー氏の初来日講演の内容が収録されており、主にトレンドフォロー戦略と逆張り戦略の2つのトレード手法が紹介されています。

トレンドフォロー戦略

収録の冒頭に紹介しているのが、トレンドフォロー戦略です。

これは多くのトレーダーが利用するピボットを使用します。
日本ではピボットを使うトレーダーは少ないですが、海外ではプロトレーダーが当たり前のように表示させています。

ピボットは利確やサポートラインとしてエントリーすることが多いですが、紹介されているS3やR3を使用方法は意外でした!普段ピボットを使っているとS3やR3にタッチすることは少ないですが、まさにそういったことを逆手にとっての戦略です。頻度としては1通貨ペアあたり月に数回あるかないかくらいなので利用する機会は少ないかもしれませんが、チャンスが到来した時には高確率で大きく獲れる有効な手法です。

直近で手法が有効だった例

直近では今週月曜日のドル円5分足チャートです。
週明け窓を空けて大きく下落し、S3にタッチしています。
(白線:ピボット、赤線:S3、黄線:R3)
ドル円5分足チャート

この手法を適用するとDVDで紹介されているような大きな利益を上げることができています!

それをさらに加速させるのが積み増し方法です。

利益が出ると思えば1回だけでなく複数回トレードして利益を積み増していく方法ですが、たしかに自分も含めて含み損を抱えるとナンピンするトレーダーは多いですが、含み益が出ている時に積み増しするトレーダーは少ないかと思います。この積み増しにより利益は5倍以上にもなり、損失が出たとしても限定的でリスクリワード比を勘案しても有効な手法です。

大切なことは資金管理で1回のトレードで大勝負をするのではなく、トレード経験や資金量に応じてロット調整し、出来るだけ短時間でトレードを完結することが重要と何度も言っています。

移動平均線を使った逆張り戦略

このDVDのメインとなる戦略です。
先ほどのピボットを使ったトレンドフォロー戦略よりも頻度が多く、応用することもできます。

移動平均線として使うのは、800本の単純移動平均線です。
つまりSMA800からどれくらい乖離しているか?が重要です。

ブッカー氏曰く、SMA800が一番しっくり来たようです。

動画のなかで〇〇pips乖離したところにラインを引くことで、ボリンジャーバンドのような使い方ができるといいます。ボリンジャーバンドとの違いは、ボラティリティによりバンド幅が変化するのに対し、ブッカーバンド幅は一定です。記事を書いている現在のオージドル5分足のチャートですが、SMA800からかなり乖離しています↓
ブッカーバンド

多くのデータからSMA800に回帰して相場は動くとブッカー氏は言っています。しかしブッカーバンドの外側にタッチしてからすぐにエントリーするのではなく、様々な指標を割ってからエントリーするように推奨しています。

時間足は5分足でもいいし、60分足でも適用できます。
ローマ的には4時間足の20EMAからの乖離でも通用すると思っています。乖離幅はボラティリティによるところが多く、今のようなボラティリティだとそれまでの倍以上の幅を設定してもいいと思っています。

ブッカーバンドの逆張り手法のまとめ

たった2つの手法ですが、ピボット戦略や乖離戦略を知ることで
トレーダーとして一回り大きくなることは間違いありません。

今回の手法はロブ・ブッカー氏のトレード手法の一つですが、実際に彼が使っている手法であり現在でも有効であることが証明されています。相場の本質を知ることで、これまでよりも大幅に利益を増やすこともできると思います。

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